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アナログ・イラスト制作

こんにちは。代行職員Tです。
キャラ制作をいつも担当してもらっている、秋丸さんの『イラストエッセー』をお楽しみくださいませ。


こんにちは。秋丸です。
前回は「鬼丸国綱」について語る機会を頂き、今回は私のほうから語りたいことがあるので場所を貸してほしいとお願いをしました。今回のテーマは、ずばり「アナログイラスト」です。
専門学校生時代にほんの少し触ってから全くのご無沙汰でしたが、きっかけがあってアクリルガッシュという画材に手を出しました。普段はデジタルでイラストを描く私ですが、たまにこうしてアナログにも触れてみると「どんな色で塗ると映えるだろう」「次はこんな色を使ってみたい」などと絵を描く楽しみが増えました。この記事を読んで「アナログイラストって難しそうだけど、意外と自分でもできそうかも」と思ってくださる方がいたら嬉しいです。

アクリルガッシュの特徴は、水で溶いて使える手軽な不透明水彩で、アナログ初心者でも使いやすい画材であることです。また、すぐ乾くので重ね塗りにも適しています。が、乾きやすいというのは欠点でもあり、せっかくパレットで理想的な色を作っても乾いたらまた作り直さなくてはいけません。なので、チューブから出してすぐその色を使えるのが理想的なようです。

ではまず、ラフからです。
私は、まずデジタルで下書きと着色イメージを作り、それを印刷してスケッチブックの横に置いて作業をします。今回のラフはこちらです。

あかり家のギャラリーに掲載して頂いている干支の擬人化から、「寅」と「卯」を採用しました。寅は今瀬、卯は小春という名前です。
虎といえば肉食動物で兎など簡単に捕まえて食べてしまうような印象が私の中にはあるのですが、どうもこの2人は小春のほうが優位なようで、自由奔放な小春に今瀬が振り回されているイメージです。今回はそんな関係性が色濃く出るような構図にしました。

印刷したものをスケッチブックの紙の裏に貼り付け、トレス台を使って線画を描きます。トレス台がない方はスケッチブックに直接下書きをして、耐水性のインクやペンなどで線画を描いてもいいでしょう。下書きを消すときは練り消しゴムを使うといいようです。

線画が完成しました。漫画家を目指していた時代に身に着けた知識なのですが、線画は利き手とは逆の方向(右利きなら左側、左利きなら右側)から描いていくと紙を汚さずに済みます。絵の具で見づらくなる線は塗り終わってから引き直します。

準備が整いましたので、次回は色塗りをしたいと思います。買ったアクリルガッシュのセットのお話もできればと思っています。

ここまでご覧頂きありがとうございました。秋丸でした。

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