岩見沢あかり家 August 2

利用者・早川さんの学校訪問・講話の様子が、8月1日付けのプレス空知に掲載されましたので紹介したいと思います。

利用者・早川さん、市内東光中学校での講話

 

講話中の様子

 

伝えたかった思いや当日の様子などを記した原稿を早川さんから寄稿していただきました。

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今回は学生時代のバンド仲間である友人教師から依頼を受け、「”すみません”より”ありがとう”の気持ちを」と題して
経験談や社会生活の実情などをお話しさせていただきました。

最初にキャリア教育の一環として、あかり家の事業内容(福祉施設の仕事・役割の一例)を紹介させてもらいました。
その際、自分の日常風景として車いすでの過ごしかたも施設紹介にあわせ写真や動画で紹介しました。
つぎに道徳の教材として、人とのかかわりから感じ得たいくつかの経験談をお話ししました。

生徒さんには自分に置きかえて色々と考えてもらえるように所々ユーモアを交えたり、i-cocoグッズを手に取ってもらうなど対話しながら進めていきました。
体験談紹介では、主観的な部分に客観的視点も織り交ぜ複数の見解を紹介し”考えてもらう”手法をとりました。

みなさん高い集中力で聞き入ってくれて、手ごたえを感じながら進めていましたが、しっかりと伝わっていたかは生徒さんの授業中のメモや感想が綴られたワークシートを読むまで確信できなかったです。
(以下、生徒さんの声。※プライバシーを考慮し、本文を要約しました。)

「これからはすみませんよりもありがとうをたくさん言いたい」
「友達とのコミュニケーションの取り方が正しいか考えたい」
「困ってる人がいたら声をかけたい」
「すべての人が気持ち良い世の中にするべき」

身近なことからイコーリティーについての考えも記されていて、概ね、伝えたいことは伝わっていたようです。
生徒たちの理解力の高さと感受性の強さに驚き、感激しました。

僅か1時間弱の触れ合い・・・。
一面的な経験にすぎませんが、人間という”生もの”を相手にしているからこそ真摯に接する必要があると実感しました。
それが仕事や日常に少なからず繋がっているので、自分にとっても貴重な経験でした。

記: 早川ヤスノブ
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早川さん、講演ご苦労様でした。そして、寄稿ありがとうございました。